今回は、最近よく耳にするWeb3.0について解説します。
Web3.0は今後の未来を予想する際に、とても重要な話ですので是非最後までお付き合いください。
Web3.0の衝撃と変化
今世界では、スマホの登場と同じくらい衝撃的で、大きな変化が起きようとしています。
と言っても、あまり実感が湧かないかもしれません。
当時も、スマホなんて必要ない、使い勝手が悪そうだし流行らないよ。と言っていた人もいますよね。
しかし、今ではスマホがなければ生活が出来ないくらい重要なものになりました。
つまりこの変化の波に乗らないと時代に取り残されてしまう恐れがあるわけです。
そこで今回はWeb3.0とはなんなのか、今後はどのような未来が待っているのかを解説していきます。
過去を振り返る

まず、Web3.0を知る前に「そもそもWeb1.0と2.0なんて知らないよ」という方も多いかと思います。
デバイス | 出来ること | |
---|---|---|
Web1.0 | パソコン | 情報を閲覧する |
Web2.0 | スマホ | 情報を双方向に発進する 発信の民主化 |
Web3.0 | スマートグラス? | バーチャル時代 価値交換 |
Web1.0というのはパソコン時代です。
Windowsが登場して、大きなパソコンが家庭に普及し、それを使ってホームページなどの情報を閲覧していたわけです。
それに対してWeb2.0というのはスマホの登場です。
スマホは完全に私たちの生活を変えてしまいました。
YouTube、Twitter、インスタなどのSNSは、もはや利用していない人はいないですよね。
このWeb2.0時代を牛耳っているのはGAFAMという米国のメガテック企業です。
GAFAMとは・・・
- G・・・Google
- A・・・Amazon
- F・・・Facebook
- A・・・Apple
- M・・・Microsoft
スマホ時代の終焉
これまではスマホが全てを変えた15年間であったと言えます。
では次に来るWeb3.0とはどういう時代なのか?
それはバーチャルの時代です。

今はリアルの生活が前提にあって、時々YouTubeなどのバーチャルの世界に入ることが当たり前かと思います。
しかし、これからの暮らしは逆です。
つまり、バーチャルの中で生活し、必要があればリアルに戻ってくるような状態ですね。
例えば、朝起きたらまずスマートグラスを装着し、バーチャルの世界で友達と遊ぶ。そして、夜になったらリアルに戻ってきてご飯を食べて寝る。
極端にいうとそういう未来が待っているということです。
今の時点ではなかなか信じ難いですよね。
でも考えてみてください。
スマホが出てきた時、今のような未来が待っているとわかっていましたか?
スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表した時、ここまでの未来を予測できていた人がどれだけいたでしょうか。
未来とは予測が難しいもので、本当にそういう生活が待っていてもおかしくないわけです。
Web3.0時代のデバイス
さて、Web3.0ではデバイスが変わると予想されています。
今はスマホが主流ですが、今後はVRゴーグルが主流となる可能性が高いです。
今最も有名なのは、メタ社(旧Facebook社)のMeta Quest 2というVRヘッドセットです。
しかし、このデバイスは大きくて重いので、装着するのはかなり煩わしいですよね。
そのため、このデバイスの技術発展がとても重要で、例えばメガネのような軽さで、圧倒的な没入感を得ることが出来れば、確実に流行るのではないでしょうか。
そしてそれを装着し、メタバースで生活するわけです。
メタバースに入ればリアルタイムかつ高画質で友人に会える。ほぼ目の前に友人がいる感覚です。
そこまで行くと、リアルな暮らしにあまり意味がなくなってしまうかもしれませんよね。
これらは全て、軽くて薄いVRグラスが出来ることで、実現が可能になってくるわけです。
Web3.0に欠かせない技術

メタバースという技術は以前からありましたが、ここまで流行らなかったのはある技術が欠けていたからです。
それがブロックチェーンです。
ブロックチェーンとは・・・
- 分散型台帳とも言われている。情報を記録する技術の一種で、ブロックと呼ばれる単位でデータを管理し、それをチェーンのように連結して、データを保管する技術。
ブロックチェーンの技術を使えば、お金の移動が簡単にできるようなります。
つまり、メタバースの技術にブロックチェーンが加わることで、バーチャルの世界での経済活動が可能になったということです。
例えば、仮想通貨やDeFi、NFTなどという言葉を聞いたことがある方もいるかと思います。
- 仮想通貨・・・国家に依存していない通貨。個人間で簡単に送金が出来る。
- DeFi・・・・・分散型金融。銀行が不要になるとも言われている。
- NFT・・・・・コピーできないデジタルデータ。データにも所有権があるという概念が生まれた。
Web3.0はこれらを活用し、価値交換ができる時代になったということです。
そして、これをうまく組み合わせると株式会社のような組織を簡単に立ち上げることが出来ます。
新しい会社のかたち
- あるプロジェクトを行うために、トークンを発行して資金調達する。
- そのトークンを持っている人たちが投票権を得て、意思決定を行う。(トークン所有者がプロジェクトに対する株主のような存在になる。)
- そのプロジェクトで得た利益をトークン所有者に分配する。
- (※トークンというのは仮想通貨のようなもので、誰でも発行することができます。)
これが何を意味するのかというと、中央集権システムからの解放です。
中央集権システムというのは、「通貨」や「既存のSNS」などです。
通貨というのは国家が管理していて、日本という国に信用があるから1万円には1万円としての価値があるわけですよね。
しかし、国家の信用が低い国では、自国通貨の価値がなくなってしまう可能性もあります。
それに対してビットコインなどの仮想通貨は、国家が管理しているわけではなく、世界中の人たちが分散して管理している通貨です。
他にもSNSも同様で、現在は大企業が運営しているので、運営の意思次第でアカウント凍結などということも簡単にあり得ますよね。
実際に一国の大統領のアカウントを凍結するということは、ある意味すでに国家よりも強い存在かもしれません。
しかし、そういった中央集権システムがこのWeb3.0の時代においては変わってくる可能性があるわけです。
まとめ
今回の話をまとめると、Web3.0時代の到来で、国家や大企業が不要なくらいのテクノロジーが揃ったと言えます。
今後はスマホ時代の王様であったGAFAMなどの大企業が、メタバースとブロックチェーンサービスに特化した企業に負けてしまう可能性すらあるわけです。
そして私たちもその波に乗らなければ、かつてのガラケー信者のようにおいていかれます。
今は「メタバースなんてリアル感が低いよ」と笑っていますが、圧倒的解像度と没入感があれば確実にメタバースに移行することはスマホの技術進化を見れば明らかです。
今後はメタバースの中で旅行やライブ、生活しているのが当たり前で、時々リアルに戻ってくるという未来が待っているかもしれません。
なんだか楽しそうでワクワクしますよね。
そんな未来を楽しみに待ちましょう。
それでは。
今回の記事は『メタバースとWeb3』と『中田敦彦のYouTube大学』を参考にしています。
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